家が片付かない。お金や時間、心にも余裕がない──。
そんな悩みを持つ方に向けて。

こんにちは!はなまりこです。私は、ミニマリストに出会い、物を手放すと同時に【ないない思考】も手放して、家が片付くようになりました。
【ないない思考】とは、「時間がない」「お金がない」「収納がない」など、“できない理由”ばかりを探してしまう考え方のことです。
以前の私は、何に対しても常に「ない!ない!」と言っていました。この言葉を口にしていた頃、私の部屋はモノでいっぱいで、片付けても片付けてもスッキリしない毎日…。
ミニマリストに出会い、物を手放していくなかでようやく気づいたのは、この「ないない思考」こそが、片付けも節約もうまくいかない原因だったということです。
本記事では、私が長年ハマっていた「ないない思考」について、4つの特徴をお話しします。
この思考に捉われると、片付けは進まず、モノが増え、心とお金のゆとりがどんどん失われていきます。
もし、「何から片付ければいいかわからない」「頑張っているのに片付かない」と感じているなら、まずは“思考”から整えると、暮らしを変えることができます。
ぜひ本文を読んでみてください。
【ないない思考】とは?

【ないない思考】とは、自分に“ないもの”ばかりに意識が向く考え方のことです。
- 時間が【ない】
- お金が【ない】
- 余裕が【ない】
- 収納が【ない】
このように、“ない”に意識を向けるほど、気持ちは焦り、結果として モノが増える → 片付けが追いつかない という悪循環に陥ります。さらに、片付かないことで探し物や買い直しが増え、お金も時間もどんどんなくなっていくのです。
【ないない思考】の特徴4選
「家が片付かない」「モノが増えてきた」と感じる時は、考え方が【ないない思考】に傾いているかもしれません。ここでは、そんな【ないない思考】の特徴を4つご紹介します。
他力本願:誰かが状況を変えてくれると思っている
以前の私は“雑誌やSNSにあるような“北欧の素敵な暮らし”に憧れていました。
そして「北欧雑貨があれば、私の暮らしも素敵になるはず」と思い込み、必要かどうかを考えずに北欧雑貨を即購入。しかし、雑貨を飾ったところで暮らしは変わりません。
私は、理想の暮らしを“誰か”や“何か”が自動的に作ってくれると信じていたのです。
そのため、何かがうまくいかないと「〇〇のせいだ」と環境や他人のせいにし、行動しない言い訳を作っていました。
自分で決めない・考えない:他人軸で動いてしまう
他力本願な思考が強かった私は、何事も自分で“決めない・考えない”タイプでした。
何を聞かれても「何でもいいよ」が口癖。その度に夫から、「どうしたいの?」と聞き返され、よく困らせていました。
自分軸がないと、雑誌やSNSに出てくる素敵な暮らしを見る度に、「この人が良いと言うなら、私にも合うはず」と思い込んでしまいます。
その結果、本当に必要かどうかを考えずにモノを増やしていました。
そして気づけば、
モノが増える → 片付ける時間が増える → 自由時間が減る → 余裕がなくなる
という負のループに。
気づいた時には、部屋はモノで溢れ、心にもゆとりがなくなっていました。
他人と自分を比べる:自分に“ない”ものを数えてしまう
自分軸がないと、いつも他人と自分を比べてしまいます。
買い物に行けば、
「あの人はブランド品を持っていて、いいな。私は持ってない」
散歩に出れば、
「仲良し夫婦でいいな。私はそうじゃない」
こんな風に“自分にないもの”ばかりを探しては落ち込み、「うらやましい」「私にはない」と口にしていました。
でも本当は、やらない・行動しない“自分自身”を見ないようにしていたのです。
価格重視:安さを選び、結果損をする
買い物はいつも価格重視。「1円でも安く!」がモットーでした。
そのため量が少ない商品を選び、すぐに買い足すことになったり、家族の好みより“価格”を優先するので、味や機能に満足できず、買い直したり…。気づけば、毎日買い物に行く生活になっていました。
単価が安いぶん、買い物に失敗しても反省しません。
「安いから、また買えばいいよね」と言いながら、また買い物へ。
その積み重ねで、家の中にはモノがどんどん増えていきました。
休みの日は、「あの店は20円安い」「オープンセールだし」とお店を3件以上まわるのが当たり前。付き合わされる家族はヘトヘトです。
節約を意識しているのに、お金が貯まらない…。買い物に時間を使いすぎて、心の余裕までなくなっていました。
【ないない思考】の悪循環
【ないない思考】に陥ると、次のような悪循環が始まります。
- いくらモノを買っても満足できない
- 片付けてもすぐに散らかる
- お金も時間も減っていく
なぜこんな悪循環が起きるのかというと、片付け以前に、“モノを選ぶ軸が自分にない”からです。
そのため、本当に必要かどうか判断できず、結果的にモノが増えてしまいます。
つまり、“自分で決められない=片付かない思考”が【ないない思考】の正体です。
さらに、この思考のクセがあると、片付けようとしても「時間がない」「お金がない」「収納がない」と“できない理由”ばかりを探してしまいます。行動は止まり、部屋も現状維持のまま。
こうして、選ぶモノ・買う行動・暮らしそのものにもムダが生まれ、
モノが増える → 片付かない → またムダが増えるというループが続いてしまうのです。
片付かない原因は思考にある、と気付かぬまま毎日を過ごすうちに、私の家も心もパンパンになっていました。
必要なモノも見つからず、「あれがない!これがない!」と探し回る毎日。見つからないと、「買いに行かなくちゃ」と買い物へ。
そしてまたモノが増え、モノが増える → 時間がなくなる → お金と心の余裕がなくなるという負のループから抜け出せなくなっていました。
【ないない思考】を手放すきっかけ
そんな私に大きな転機が訪れました。
子どもの入院、夫の休職、小学校の学級崩壊、幼稚園の突然の休園…。
次々とトラブルが起き、家の中はさらに荒れ、家族喧嘩も増えていきました。気づけば「ないない思考」はもっと強くなり、モノはMAXに増え、お金はギリギリ。心も家も限界に近づいていました。
次々に起こるトラブルの中で出会ったのが、“何もない美容室”のミニマリスト美容師さん。

ミニマリストのアドバイスを少しずつ実践していくなかで、“モノを減らすこと”が“思考を整えること”にもつながると気づき、自分の中に根づいていた【ないない思考】まで手放せるようになりました。
最後に
誰にでも陥りやすい【ないない思考】。
この思考が続くと、モノも時間もお金もどんどん減ってしまいます。
- 他力本願:誰かが状況を変えてくれると思っている
- 自分で決めない・考えない:他人軸で動いてしまう
- 他人と自分を比べる:自分に“ない”ものを数えてしまう
- 価格重視:安さを選び、結果損をする
この思考が続くと、モノが増える → 片付かない → 時間とお金が減るという悪循環に入ってしまいます。
モノが増えてきた時こそ、
「もしかして、ないない思考になってる?」と気づくチャンスです。
考え方が変わると、暮らしはゆっくり整っていきます。無理をせず、“今できること”に目を向けていくと、心がふっと軽くなりますよ。
次回は、私がミニマリスト美容師さんから教わった“「片付けのアドバイス」”をご紹介したいと思います。
ぜひ読んでみてください。


